
マンション売却の流れをざっくり把握しよう
マンション売却は「いくらで売れるか」だけでなく、準備と段取りで結果が大きく変わります。まずは全体の流れを知り、焦らず進めることが成功への近道です。一般的には、相場確認→不動産会社へ相談→査定→媒介契約→販売活動→申込み・交渉→売買契約→引き渡し、という順番で進みます。
最初に決めたい2つのこと
売却を始める前に、次の2点を決めておくと迷いが減ります。
・いつまでに売りたいか(住み替え、相続、転勤など期限の有無)
・いくら手元に残したいか(ローン残債、引っ越し費用、次の住まいの頭金)
相場を調べて「現実的な価格帯」をつかむ
売り出し価格を高くしすぎると内覧が入らず長期化し、結果的に値下げを繰り返して損をすることもあります。逆に安すぎると、すぐ売れても「もっといけたかも」と後悔しがちです。近隣の成約事例と現在の売出事例を見比べて、現実的な価格帯をつかみましょう。
相場チェックで見るポイント
・築年数、階数、方角、専有面積、間取り
・最寄り駅までの距離と周辺環境(商業施設、学校、治安など)
・管理状態(管理会社、清掃状況、修繕積立金、長期修繕計画)
・同じマンション内の直近の成約・売出し
査定の取り方と不動産会社の選び方
査定は1社だけだと判断が偏りやすいので、複数社に依頼して価格の根拠を比較するのがおすすめです。その際、査定額の高さだけで決めず「なぜその価格なのか」「どう売るのか」を具体的に聞くのが大切です。
不動産会社選びのチェックリスト
・査定価格の根拠が資料で示されている
・売り出し戦略が具体的(写真、広告、内覧対応、価格調整の方針)
・連絡が早く、説明がわかりやすい
・マンション売却の実績がある(エリアや物件タイプが近い事例)
売却前にやっておくと効く準備
売却は「見た目」と「安心感」が意外と大事です。大がかりなリフォームは必須ではありませんが、生活感を整えるだけでも印象は変わります。特に内覧は短時間で判断されるので、第一印象を上げる工夫が効きます。
内覧前に整えたいポイント
・玄関と水回りを重点的に清潔にする
・不要品を減らして部屋を広く見せる
・照明を点けて明るさを確保し、換気でにおい対策
・設備の不具合は事前にメモ(後のトラブル防止)
費用・税金・ローン残債でつまずかない
売却には手数料や税金などの費用がかかり、売れた金額がそのまま手元に残るわけではありません。とくにローン残債がある場合は、引き渡しまでに完済できる見込みかを早めに確認しましょう。
代表的にかかるお金
・仲介手数料(成功報酬)
・登記関連費用、抵当権抹消費用
・引っ越し、ハウスクリーニング費用
・譲渡所得税(利益が出た場合。特例の対象か要確認)
よくある落とし穴
・住み替え先の契約が先行して資金繰りが苦しくなる
・契約不適合の説明不足で引き渡し後に揉める
・修繕積立金や管理費の滞納が発覚して手続きが止まる
納得して売るためのまとめ
マンション売却は、相場を押さえたうえで、信頼できる不動産会社と一緒に「売り方」を組み立てることが重要です。高い査定額に飛びつくより、根拠と戦略があるかを見極めるほうが結果につながります。内覧対策は大げさな改装より、整理整頓と清潔感で十分に差が出ます。さらに、手数料や税金、ローン残債を早めに確認しておけば、売却後の「思ったより残らない」を避けられます。期限がある人も、時間に余裕がある人も、まずは相場確認と複数社の査定から始めて、焦らず一歩ずつ進めていきましょう。一度に完璧を目指さなくて大丈夫です。
